ミルトン・エリクソンがよく使っていた名言とは?

 ミルトン・エリクソンは15世紀の医師バラケルススの次の名言をよく使っていたそうです。「人はみずからがこうあると思い描けば、そのようになるのである。人が今あるその姿は、みずからがそうあると思い描いたものなのである」。

 

 これは、自己啓発の偉人たちの講演でよく聞くセリフです。500年以上も前の人がすでに言っていたことだったんですね。

 

 つまり、自分は貧乏人だと心理的にイメージすると、現実的に貧乏人になっていくということです。逆に、自分はお金持ちだとイメージすると、現実でもお金持ちになります。貧乏人も魅力的ですが、お金持ちにも心惹かれますよね。あなたはどちらになりたいですか?

 

 しかし、「そんなこと理屈ではわかっているけど、なかなかできないから悩むんじゃないか」と苦しんでいる人が少なくありません。いったいどうすればいいのでしょうか?

 

皮膚病を完治させた驚異的なテクニックとは?

ミルトン・エリクソンの逸話にこんなのがあります。

 

 東洋系の女医がミルトン・エリクソンの治療院を訪ねてきました。

「私の息子はハーバードの学生なのですが、ひどいニキビなんです。催眠で治療していただけないでしょうか?」

 

 ミルトン・エリクソンは次のように答え、逆に質問します。

「いいですよ。でも、わざわざ彼を連れてこなくてもかまいません。クリスマス休暇はどうされる予定ですか?」

 

「いつもは医者の仕事を休んでサンバレーにスキーに出かけます」

 女医はクリスマスはスキー旅行するのが恒例行事でした。

 

「でしたら、このクリスマス休暇は息子さんも連れていかれたらどうです? 丸木小屋を借りて、そこの鏡をすべて取り去りなさい。食事はその小屋でできますね。それから、あなたの手鏡は必ずあなたの財布のなかにしまっておいてください」

 ミルトン・エリクソンはそう指示します。

 

 女医と息子さんは、そこでスキーをして過ごし、息子さんはそのあいだ、鏡を見ることはできませんでした。

 

 そして、息子さんのニキビは2週間で、すっかり綺麗に消えたということです。

 

 

 凄いエピソードですね~。さすがミルトン・エリクソンは天才です。

 

 

女性の手のイボをすっかりなくしてしまったミルトン・エリクソン

もうひとつミルトン・エリクソンの逸話を紹介しましょう。

 

 両方の手に醜いイボのある女性のエピソードです。女性ですから、美しい手にイボがあるとなると、深刻な悩みですよね。

 

「このイボを催眠で取りのぞいて欲しいんですが・・・」

 彼女は泣きそうな顔をして言います。

 

 ミルトン・エリクソンは医学知識を持っていましたので、イボがウィルスによって起こるものであり、血圧の変動をとても受けやすいことを知っていました。そこで、ミルトン・エリクソンは彼女にこんな指示を与えます。

 

「まず冷たい水に足を浸して、次にできるだけ熱い湯に足を浸して、それからまた冷たい水に足を浸してみてください」

 

 足を水と湯に交互に浸すことにより血流は足へと向かいます。しかし、ミルトン・エリクソンはそれ以外の効果をこの行為に期待しました。

 

「これを1日に3回繰り返してください」

 

 

 数か月のあいだ、彼女は足を水と湯に浸すことに専念しましたが、ついには嫌気がさしてしまいました。

 

「他のことなら何でもします」

 と彼女は思うようになります。

 

 そして、イボがなくなる頃には、彼女は水に足を浸すことを忘れていました。

 

 3年後、彼女とミルトン・エリクソンは再会します。そのとき、彼女は自分が両手にイボをつけて悩んでいたことをすっかり忘れていました。

 

 彼女は足を水に浸すことを忘れた結果、イボのことを忘れることができたのです。そして、イボのことをクヨクヨ考えなくなったので、注意がイボに向かわなくなりました。さらに、血流が足の方へ向かったため、両手や顔への血液の供給が低下し、イボがすっかりなくなったのです。

 

 

夢を叶え人間関係を改善する1番のキモとは?

 心と体は直結しています。精神世界と物質世界も同じです。

 

 レモンや梅干をイメージすると、躰が反応して唾液が出てきます。ワイセツなものをイメージすると、陰部がムズムズしてきます。恥ずかしい思いをすると、顔が赤くなるのもそうです。

 

 あなたが、自分に自信があるのなら、背筋をピンと伸ばし、自信にあふれた動き方をするはずです。

 

 一方、逆の驚くべき現象があります。自分を取るに足らない人間だと思い込んでいる人は、骨格の構造も、筋肉の状態も、そして顔の表情も自信のないものになるのです。

 

 自信を持ちましょう。自信のある人に、周囲の人は関心を持ちますし、応援もしてくれます。自信のある人のいう言葉を信用して動いてくれるのです。自信のある人は、人からも尊敬され、信頼してくれます。

 

 人から応援されれば、たいがいの夢は叶います。人に尊敬され、信頼してもらえれば、たいがいの人間関係はうまくいきます。つまり、夢を叶えることも、人間関係を改善することも、すべてはあなたが自信を持つことだったんです。

 

 

 では、自信を持つにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

どうすればお金持ちになれるのか?

 どうすれば、自信のない人が自信を持つことができるのか、ミルトン・エリクソンの逸話からひも解いてみましょう。

 

 バラケルススの次の名言「人はみずからがこうあると思い描けば、そのようになる」というものをどう活用すればいいのかをお話しします。

 

 言葉は違いますが、

 

「思考は現実化する」とか

 

「潜在意識でイメージしたことが現実になる」とか、

 

 みな同じことを言っています。

 

 

 自己啓発を勉強している人なら耳にタコができるくらい聞いていることです。

「理屈はわかっているけど、なかなか現実が変化しないから困っているんだ」

 と腹立ちまぎれに怒鳴りたくなる人もいるのではないでしょうか。

 

「思考は現実化する」

 

「潜在意識でイメージしたことが現実になる」

 

「人はみずからがこうあると思い描けば、そのようになる」

 

 この言葉を実践して、夢を現実にするのです。

 

 たとえば、お金持ちになるにはどうすればいいのでしょうか?

 

 ミルトン・エリクソンは、ニキビを治すために鏡を取り外しました。そして、両手のイボを治すために、患者さんに足に水を浸す行為を繰り返しさせました。

 

 ポイントは「ネガティブなことを忘れる」ということです。

 

 ミルトン・エリクソンは、自分がニキビ面だということを息子さんに忘れさせるために、クリスマス休暇中に鏡を見ないようにさせました。

 

 両手のイボを治療するために、患者さんに足を水に浸すという行為を繰り返しさせました。

 

 ということは、お金持ちになるためには、どうすればいいのでしょうか?

 

これをすればあなたも一瞬でお金持ちになれる!

ここで、あなたの心のなかを見つめてみましょう。

 

「お金持ちになりたい」とあなたが思っているということは、あなたは「自分は貧乏人だ」と認識しているということになりませんか? 自分のことをお金持ちだと認識している人は、「お金持ちになりたい」と思いませんからね。

 

 つまり、あなたは自分が貧乏人だと思い描いていることになります。「人はみずからがこうあると思い描けば、そのようになる」バラケルススの名言に従えば、あなたは貧乏人になるということです。

 

 ならば、どうすればいいのでしょうか?

 

 ミルトン・エリクソンのモデルでいうと、自分は貧乏だということを忘れることです。つまり、「お金持ちになりたい」という思いを忘れることです。

 

 忘れる方法は、人それぞれ違います。

 

 万人に共通して言えることは、過去、自分が何もかも、すべて忘れてしまって熱中したときとは、どんなときだったかを考えてみることです。

 

 私の場合は、時間を忘れて本を読んだときです。明日仕事があるのに、そんなことはおかまいなしに本を読み続けたことが何度もあります。

 

 小説の創作もそうです。1円にもならない文章を、夢中で書きました。そのときは、自分の収入とか、将来のこととか、不安とか恐怖とか、人間関係とか、何もかも忘れています。不思議な時間でした。

 

 本を読むことも、文章を書くことも、すべて、いまの私のビジネスに直結しています。

 

 

 貧乏であることも煩わしいことも、すべてを忘れるようなことを見つけましょう。しかも、それが、お金儲けにつながるような行為だったらなお良しです。

 

 

 両手にイボがあった女性に、ミルトン・エリクソンは、「足を水と湯に交互に1日3回浸しなさい」と指示しました。このことは医学的に理にかなっていました。ミルトン・エリクソンは、イボを忘れることと、このことの併用で、彼女のイボを完治させたわけです。

 

 ですから、貧乏であることを忘れることとで、お金儲けにつながるようなことを実践すればいいのです。

 

 自信のない人が自信をつけることも同じです。自信のない自分を忘れるようなことに熱中すればいいんです。しかも、その熱中することが、人々の賞賛を集めるような実績につながることであればOK!

 

 やったね!

 

 

 

 

ここで紹介したミルトン・エリクソンの逸話は、

下記の書籍を参考にしました。

詳しく学びたい方は、

下記の書籍を読むことをおススメします。