最良のパートナーとめぐり合った女性のお話

彼女は30代後半の魅力的で美しい女性です。

ご主人とは3年前に離婚していて、小学生の女の子と2人暮らしをしているシングルマザーです。

 

その彼女が私のヒプノセラピーの個人セッションを受けにやってきました。

 

「仕事をしなきゃ、しなきゃという思いが強くて、仕事を楽しむことができないんです」

 と彼女は自分の悩みを打ち明けてくれました。

 

「仕事をするのが苦しいんですか?」

 

私は静かにそう質問してみました。

 

「苦しいわけではないんですが、仕事をしなきゃという気持ちはあまりいいものではないので、取り除いて欲しいんです」

 

「わかりました」

 

私はそれから、彼女の将来の夢を聞きました。

 

「どこにいても仕事ができる状態、世界中旅をして暮らして行きたいなと思っています」

 

そういうときの彼女の瞳は輝いていました。

 

「暗示文を一緒に考えてみましょう」

 

と私は彼女にいくつかの暗示文を提案して、それを修正していきました。

そして、最終的に決定した暗示文がこれです。

 

『私はいつ、どこにいても、安心して楽しむことができます。そして、お金がどんんどん私のもとにやってきます』

 

その後、彼女を催眠状態に誘導していきました。

 

催眠に入ると、彼女はすぐに5歳児のときの記憶を思い出しました。

そこでお母さんは重労働に耐えているのです。

彼女の実家は商売をやっている家で、お母さんはそこへ嫁いで、彼女を産みました。

 

お嬢様育ちの女性には、商売家での仕事はつらいことばかりでしょう。

彼女のお母さんはつらくて、つらくて、毎日泣いていたようです。

愚痴や不満も出ていたのでしょう。その姿を幼い彼女は見て育ちました。

 

そして、仕事のできない母親を責めるおじいさんを彼女は憎んでいたのです。

 

潜在意識にはそのときの記憶が刻まれていました。

 

感情がともなうと、暗示の効果が高まり、それが習慣となり、条件反射となります。

 

つまり、彼女のなかでは、「仕事をしなきゃ」と思うと同時に、おじいさんへの憎しみや母親への同情心などのネガティブな感情が結びついてしまったのです。

 

それが心のブレーキとなって、彼女にさまざまな障害を引き起こしていたことは容易に想像できます。彼女の悩みの核心はそこにあったのです。

 

イメージの世界で、

5歳の彼女と、おじいさんと、母親の3者で、言いたいことを言い合い、とことん腹を割って話し合いをしてもらいました。3人は思いやりや優しい心をもった人たちだったので、すぐに和解し、お互いを尊重してくれました。

 

その思い出を新たに潜在意識に保存します。

そうすることで、ネガティブな感情は消え去り、心のブレーキがはずれ、スッキリと行動できるようになります。

 

さらに、未来の自分をイメージしてもらい、そのときの喜びの気持ちをしっかりと潜在意識に刻み込みます。

 

その後、暗示文を入力して、催眠を解きました。

 

彼女にはじめてヒプノセラピーを受けた感想を聞くと、

 

「いままで感じたことがないくらいスッキリしています。心のもやもやが晴れたような感じです」

 

と答えてくれました。

 

 

それからわずか1カ月後のことです。

 

彼女から、こんなメールが届きました。

 

「ビックリです。こんなことってあるのでしょうか。

ヒプノセラピーを受けた翌日、とあるイベントで出会った人から、デートに誘われました。その人が、私の人生の最良のパートナーであることが、なんぜかわかるのです。体がそれを知っているというと変に思われるかもしれませんが、これが潜在意識からのメッセージということなのでしょうか?」

 

私は次のようなメッセージを返信しました。

 

「それこそが潜在意識からのメッセージです。そのメッセージにしたがってみたらいかがですか?」

 

すると、さらに1週間後、

 

「信じられません。こんなに積極的になっている自分も信じられませんし、安心して人をここまで信じてしまっている自分が信じられません。不思議です。彼のことを知れば知るほど、人生最良のパートナーだと感じます」

 

と彼女からメールが届きました。

 

彼から正式に交際の申し込みがあったそうです。それに対して、彼女は「はい」と答えました。

2人は東京と広島との遠距離であるにもかかわらず、ごく自然に交際をはじめたと言うのです。

 

彼女が最良のパートナーと感じた彼が、こんなことを言ったそうです。

 

「遠距離であることも、子どもがいることも、2人の愛を育てていくうえで、何か問題でもありますか? 僕たちはハワイで暮らすという未来を共有しています。この未来は必ず現実化します。問題があるとしたら、ハワイ暮らしがいつになるかという時間の問題だけです」

 

 

彼女は私のところに来たときは、仕事の悩みにフォーカスしていました。

恋愛や結婚の話などひとつも出てきませんでした。

 

ところが、ヒプノセラピーを受けて心のブレーキが外れると、仕事で成功することではなく、素晴らしい愛を引き寄せてしまったのです。

 

もちろん、このあとで、仕事に関する奇蹟の報告があるかもしれません。

その報告がくるのを楽しみにしています。

 

潜在意識を書きかえると、自分が変わります。自分が変わると、環境も変化し、最も幸せになる現実を引き寄せるのです。

 

 

(文・高橋フミアキ)

 

 

 

作家&ヒプノセラピストの高橋フミアキ(ポンポコ先生)が、小説の書き方や、
文章のことだけでなく、ヒプノセラピーで夢や目標を叶える方法を解説します。
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