岸葉子のヒプノ体験記


夢に向かって1歩踏み出せたお話


これは高橋フミアキ先生から受けた”ヒプノセラピー”の体験記です。

 

私がヒプノセラピーを体験するのは2度目です。

ですからどういう流れになるかは、ある程度予想がついていました。

数年前、別の講座で受けた初ヒプノは涙が止まりませんでした。当時の私には癒しだけが必要でした。

今回は”夢は叶う”という暗示を受け取るセッションとなりました。

 

私は本を出したい、という無謀な夢を持っています。

書くことが好き、という程度のまさに夢物語りです。 誰だって無理だと言うでしょう。

当然です。本が出せたら奇跡です。

  

でも先生は「決して、決し、決して諦めないで!」とメールで励ましてくださいました。

しかも言葉かけだけではなかったのです。 

”ライター育成チーム”の一員として仕事のお手伝いをしながら、特訓をしてくださることに!

 

なぜそのような運びになったのか…。

れは、先生の主催する文章スクール受講3回目で、

私がずうずうしくも課題文の右上に“ライター志望”の☆印をつけたからです。

 

仕事の内容がどんなものかもよく分かってないというのに。

無理と思いながらも、手は自動書記のように星を描いていました。

(おお 書いちゃいましたね~)それでも消すつもりは無く、自分の大胆さに驚きです。

 

でも先生は言います。

 

「プロもアマも同じようにチャンスはあるんです」と。 

 

そして10/29日の昼下がり、新宿の先生の事務所に伺いました。

もう一人のライター志望のMさんも、一緒に少し話をしました。

その間も私の思考は葛藤の渦。

(やっぱり無理…?いや、何が起こるかわからない)

 

明るく居心地のよい窓際のソファに座り、少し話をしてからセラピーは二人同時に行われました。 

太陽の光はカーテンですこし遮られ、私は目を閉じ、先生のやわらかな声に集中します。

 

「癒しの光が降りてきます。その光であなたのからだ全体が包まれているのをイメージして

下さい…」

 

私は雑念から離れ、先生の声を聴きながら身体のひとつひとつに意識を向け、

顔、手、足と徐々力を抜いていきます。

 

もう昼寝をしそうなまどろみの中、す~っと、深い潜在意識へと降りて行きます。

 

足を動かす階段ではなく、エスカレーターで降りて行く誘導は、自然に深いところへ

吸い込まれる感覚です。

 

暗いのですが無限に広がる宇宙のような空間で、この場面で完全に

自分だけの世界に入っていました。

 

やがて南の島へといざなわれ、以前行ったバリ島のビーチの美しい景色が目の前に広がりました。

暖かな風を感じながら、冷たい水に足をつけたり、子供達のはしゃいだ声を聞いています。

景色はバリ島なのに、足元の海水は西表島のどこまでも透明なブルー。

イメージは自由に好きな景色を入れ替えてしまうようだ。(あとで思い出した)

 

振り返ると木陰に居心地の良いベンチがあり、誘導されて私はそこにゆったり座り、

暗示を受け入れる準備が出来たようです。

 

 これが”アルファー波”と言われるものが出てる状態なのか。心地よい脱力感…。

 

ヒプノでは身体的リラックスを誘う脳波というものが暗示を受取りやすくするのだといいます。

先生の暗示の言葉はゆっくりと沁みこむように5回繰り返えされました。

 

「私はライターとして成功しています。読者から感謝の手紙がやってきました……」

私はその言葉を受け取りました。

 

先生「…さあ、成功した5年後の自分が隣にいるよ…。5年前の自分に何か助言してあげて」成長して少し誇らしげな私が、目の前の不安げな私に「諦めないで」と言葉をかけました。

 

私は自分の声なのに嬉しくて、ありがとうという気持ちでした。

先生「どんな気持ち?この事を忘れないで、心に刻んで…」

私は未来の自分と握手し、ハグをしていると、

先生「未来の成功した自分が、あなたのからだの中に入ってひとつになるよ。す~っと」

 

未来の自分がからだの中に入り、「がんばったね。良かったね」と、自分を愛しく抱きしめました。 先生の優しい声も聞こえます。「がんばったね。本当に良かったね…」

 

今度はしっかりした声で「今日からあなたのからだに、5年後の成功した自分が入っています」その瞬間、ハートの真ん中に、”未来のわたし”が入ったのです。

 

今建替え中の我が家のリビングで、私は今はまだ無い椅子に座り、白くて金の縁取りのある本を手にしていました。

 

先生は続けます。

 

「もうあなたはパソコンを見たら、文章を書きたくて書きたくて、しょうがなくなるよ…」

 

そうなれるだろうか…。一瞬緊張が走るも、2回、3回と聞く内に暗示を受け入れます。

 

先生は問いかけます。「そういう自分を選びますか?」

私は迷わず「はい」と楽天的な気分に戻っていました。

 

10,9,8…と数えながら催眠は解かれ、「葉子さんは、このセッションを上手にやり遂げました」

そう言われた時、はっきり認識したのです。

選択権は確かに”わたし”にあったと。

 

本にも書いてあるように、暗示は肯定的、具体的、現実的に現在形(成功しています…)で繰り返すので、誘導されて言いなりになる感じは無いのです。テレビのショーのようにはなりません。

あくまで自分の意志で選択し、自分でイメージし、納得して暗示を受け入れるのです。

 

潜在意識は人を癒し感動を与え、力づける能力を持っているといいます。

 

1度目のセラピーの時、私は閉じ込めていた悲しみ苦しみを号泣して開放し、徐々に癒されたからこそ、今回は夢を受け入れる下地が出来ていたように思います。

 

言葉のアドバイスなど比べものにならないほど、潜在意識に働きかけるこのセラピーは、

私の存在を力強いものにしてくれました。

Mさんは、途中から涙を流していて、感情があふれ出したようです。

先生は気遣って「大丈夫?潜在意識のふたが開いたね。すごいね…」

 

私も数年前のセッションで、訳も分からず号泣し続けたことを思い出していました。

あれから少しずつ癒されていったことを。

 

潜在意識は、力んでも意識しすぎてもいけないと言います。

「潜ちゃんこれからもよろしくね」

くらいで良いのかもしれません。

 

私は先生のサポートのおかげで、今回は心地よくセッションを終える事ができました。

本当にありがとうございます。

 

(文/岸葉子)