自分の意思で自分の好きなことをやりはじめた瞬間

これは2014年10月29日に高橋フミアキ先生から受けたヒプノセラピー体験記です。


私は以前、別の講座でヒプノセラピーを体験したことがあるので、今回は2度目になります。


1度目は”癒しだけ”が必要な状況で、ただ訳も分からず号泣していました。


 

今回は「夢は叶うのだ」という暗示を受け取るためのセッションでした 


 ”夢”を諦めるのにかかる平均時間を計算したデータがあります。


望月俊孝先生がセミナーで言われたのですが、それはなんと『0.2秒』


一瞬にして殆どの人が簡単に夢を諦めてしまうというのです。 

 

私は小さい頃から母に


「ぐずで、まぬけなんだから。あんたは私の言うとおりにしていれば間違いないのよ」と毎日言われてきました。


母にそう言われると(私はぐずで、まぬけなのだ…)

とさらに自己暗示をかけてしまったのです。


社交的で何をするにも手早くパワフルな母は、私のする事なす事が歯がゆいのです。ひとことでも反論しようものなら、何十倍もの爆風が返ってくるのが落ちで、よけい惨めになるだけでした。


学校も、習いごとも、全ての行動を命令され、夢など口にする事も出来きませんでした。

 

高校生になっても家族以外との外出は一切禁止。


友人と寄り道などもってのほか。

文房具屋さんを覘いて少しでも帰宅が遅れようものなら、母は玄関で仁王立ち、

「何してたの!!警察に捜索願いを出そうと思ったじゃない!」

 

私は縮みあがり、かくして”自由”イコール”罪悪感を伴う恐ろしいもの”と刷り込んでしまったのです。


自由がなければ夢など他人事。

”夢”は私にとって憧れでしかありませんでした。

 

結婚してからもその呪縛は続きました。

私の楽しみの為の外出は、罪悪感を伴うものとなり、仕事と用事以外は出かけることも無くなりました。

友人とはたまにメールするだけ。


8年前、同居していた夫の母が倒れ、そのまま6年間の介護が始まったのです。

 

私の人生って、このままおばあさんになって、おしまいなのかと、希望のない気持ちになっていた頃、作家の五木寛之先生の奥様の話を聞いたのです。


ある日、奥様は五木先生に50歳を過ぎましたので、これからは私のやりたい事をさせて頂きます」と、絵を習い始められたそうです。

 

五木先生も「さすがはうちの奥さん、”どうぞ”と言ったら、徹底してます。お茶一杯出しません」

奥様の絵は五木先生の本の表紙にもなり、それがとても美しいのです。

私は心動かされました。

 

当時”本当にやりたいこと=夢”って何だろう?

と探してみましたが、考えることさえ諦めていることに気づいたのです。


考えたとしても覚えていないのは、きっと0.2秒もかからないうちに諦めたからなのか。


ガーデニングやピアノも、趣味として好きなことは色々あります。

でも本当にやりたいことは違う…。

 

体力自慢で30年以上寝込んだことの無い私が、その頃は良い事もキツイ事もジェットコースターのように続いて、体調をどんどん崩してしまい、痩せ細っていったのです。

身も心も疲れきっていました。



おそらく、自由を渇望していたのでしょう。

 

外出するといつも機嫌が悪い夫の母に、ある日思い切って言ってみたのです。


「お母さんも元気な時はダンスやお茶を習ったりハイキングに出かけたでしょ?

なぜ私が出かけちゃいけないの?」と。


90歳の義母は「だって淋しいんだもん」

ズルっと体制がくずれました。(そんなん?)

 

そこで私は夫に宣言したのです。

「これからは好きなことをします!」(気が小さいので出来る範囲で…)



それからは面白そうなセミナーなどに出かけたり、ヒーリングも学びました。

外出しても、その話を楽しく母にすると「良かったね」と言ってくれたのです。

 

その母が亡くなり、一時は脱力感から何もする気が無くなりましたが、本棚に並んだノートや日記などを広げ、読み返してみたら当時は必死だっだのに今読むと面白い。

 

健康、生活、スピリチュアル、介護、育児日記、そして感動して書き溜めた言葉や感動した話が、パズルの断片ように集まっていたのです。




『この大事なパズル達を形にしてみたい』 



諦めることなんぞは02秒でできるのだ。


夢が絞り込まれところで、フミアキ先生に出逢ったのです。

 

宇宙はなんて絶妙なタイミングを用意してくれるのでしょう!



フミアキ先生は言います。

 


「奇跡って起きるんだ。小さな奇跡でも”すげ~っ”て感じていれば、夢は叶うんだよ」

 

かくして私は高橋フミアキ先生の文章スクールに通い始め、

無意識に続けていた”書く”に集中することに照準を合わせました。


そしてフミアキ先生のヒプノセラピーも受けられることになったのです。


文章スクールとヒプノセラピー、なんて素敵なコラボなのでしょう!!

私にとっては「すげ~」ことなのです。


いよいよ当日、私は新宿にあるフミアキ先生の事務所に伺いました。

もう一人のライター志望のMさんと明るい窓際にあるソファに腰掛けました。

セラピーは二人同時に行われました。

 

フミアキ先生のやわらかな声でセッションは始まり、私達は催眠状態に入りました。

雑念から離れ、顔、手、足と順にリラックスして行き、す~っと深い潜在意識へと降りていきます。

 

暗いのですがどこまでも広がる宇宙のような空間で、この場面で完全に自分だけの世界に入っていました。

 

やがて海の広がる浜辺にいざなわれ、暖かな風を感じながら、

以前過ごしたバリ島の美しいビーチが、目の前に広がっていました。


しばらく子供達のはしゃぐのを眺めたり、冷たい水に足をつけたり。


景色はバリ島なのに、足元の海水は西表島のどこまでも透明なブルー。


イメージは自由に好きな景色を入れ替えてしまうようです。

 

ふり返ると木陰に居心地の良いベンチがあります。

そこ座り、暗示を受け入れる準備は出来ていたようです。


これが創造性の高い、リラックスを誘う脳波”アルファー波”が出てる状態なのか。

心地よい脱力感。  

 

先生は、”すでにライターになった自分”への暗示の言葉を、私達に向けて5回繰り返しました。

ソフトに、囁くように。

私は自然にそれを受け取りました。

 

そして「さあ、その成功した5年後の自分が隣に居るよ…。5年前の自分に何か助言してあげて」の指示に、

成長して少し誇らしげな私は、目の前の少し不安げな私に言いました。





「諦めないで!」




自分の声なのに嬉しくて”ありがとう”という気持ちになりました。

 

「じゃあ、未来の自分と握手して、ハグしよう…。そしてあなたのからだの中に入って、ああ、ひとつになるよ。す~っと」未来の自分とひとつになり、


「がんばったね。良かったね」と、愛しく抱きしめました。



フミアキ先生の優しい声も聞こえます。


「がんばったね。本当に良かったね…」

 

そして今度は力強く

「今日からあなたのからだには、成功した自分が入っています」

その瞬間、私のハートの真ん中に、”未来のわたし”が入ったのです。

 

フミアキ先生は続けます。


「もうあなたはパソコンを見たら、文章が書きたくて書きたくて、たまらなくなるよ…」


ん~そうなれるかな? と、一瞬緊張が走ったけれど、暗示を2回、3回と繰り返し聞いているうちに受け入れ、楽天的な気分に戻りました。


そしてフミアキ先生は訊ねます。


「そういう自分を選択しますか?」


私は、迷うことなく



「はい」

 

フミアキ先生の合図で催眠は解かれ、「あなたはこのセッションを上手にやり遂げました!」と言われた時、はっきり認識しました。


私にセッションの選択権があったことを。

 

ヒプノの暗示は肯定的、具体的、現実的に、現在形(成功しています…)で繰り返すので、テレビのショーのように誘導されて言いなりになる感じは無いのです。



自分でイメージし選択し、納得して暗示を受け入れたからこそ、すっきりとした満足感に包まれたのです。 

 

隣に座っていたMさんの目から、涙が流れていました。

感情が溢れ出したのでしょう。


フミアキ先生は気遣って「大丈夫?潜在意識のふたが開いたね。すごいね。・・・」と。 

私も過去に号泣したことを思い出していました。

 

潜在意識は人を癒し、感動を与え、力づける能力を持っていると言います。


1度目のセラピーで私は、多分閉じ込めていた悲しみ、苦しみを開放し、

徐々に癒されたからこそ、今回は夢の暗示を受け入れることが出来たように思います。

 

潜在意識というのは、力んでも意識しすぎてもいけないと言います。


「潜ちゃん、これからもよろしくね」くらいで良いのかもしれません。


言葉のアドバイスなど比べものにならないほど、潜在意識に働きかけるこのセラピーは、


私の存在を力強いものにしてくれました。

 

私はフミアキ先生のサポートのおかげで、心地よくセッションを終えることが出来ました。



本当にありがとうございました。

 

(文 / 岸 葉子)