お家で介護/看る人も看られる人も、笑顔になれる5つのこと

お家で介護/看る人も看られる人も、笑顔になれる5つのこと

 
介護にまつわる苦しみから解放される方法をお話しします。


介護認定は7段階で“要支援”は1と2 、そして“要介護”は1~5までと、段階によって受けられるサービスの内容や金額が変わります。

介護認定の山のような手続きや医師との連絡、何を揃えたらよいかなどは心配いりません。

地元のケアマネージャさんが相談に乗ってくれます。

あわてず次のステップを実践すれば、あなたは気軽に楽しく自宅介護ができるようになります。
もう安心してください。




1、自分に出来る事と、出来ない事を分ける

  
家族、親戚などの助けも必要なら、お願いして何が提供できるかを話し合うことが大切です。

☆時間を提供できる人…通院、買い物、手続きなど

☆お金を提供できる人…安くレンタルできるものもありますが何かと物入り( 介護用ベッド、車椅    子、シャワーチェアー、手すりなどの設置)
   
☆体力を提供できる人…入浴、着替え、身の回りの事や車椅子での外出、散歩、徘徊がある場合など、ご近所に声かけしておくのも安心です。
    
「まかせて」と面倒見のよいお友達が頼りになります。
プロに頼むという選択だってあります。




2、相手を尊重する
   
高齢で出来ない事が多いとしても、大人ですから子ども扱いは禁物。
“理詰め”や“否定”の言葉は関係を悪化させるだけ。

「~してあげる」より、寄り添って必要なサポートをするのがベスト。

フランス人のイヴ・ジネスト氏により開発された “エマニチュード”という方法は実にハートフル。
150項目もの介護技術がありますが、一番大事なのは「背中など体にそっと手を置き、顔を近づけ目の高さではっきりと話す事だ」と言います。
“自分を尊重してく れている”と安心するのです。

   
高齢の場合、聞こえないだけでイラついてしまうのです。
相手をしっかり見て話しかけ笑顔を引き出せたらグッド。
フランスではこの技術のおかげで薬の量が減り、”怒り”の強い人が 笑顔で「ありがとう」と言う ようになったと報告されています。

笑顔は双方にとって嬉しいものです。




3、相手の好きな事に重点を置いて、無理をしない

   
他の事は少々手抜きしても、大好きな事は叶えてあげたいものです。
散歩に行きたい、読書が好き、食べる事が好きなど要望はさまざま。

2時間座っていられるなら映画鑑賞だって出来ます。
普段車椅子をいやがっても、近所の目が無い所では乗ったりするものです。 

15分も歩ければ、車だけでなく列車を使い旅行だって可能なのです。
   
読書の本選びも時間がかかりますよね。
北海道に全 国から注文が殺到する”岩田書店”という本屋さんがあります。
簡単なアンケートに答えてFAXを送ると、本を1万円分送ってくれるのが人気です。
  
「同じ系列でなく、本人なら絶対手に取らないだろうけど、満足してもらえる本を選んでいる」のが腕の見せ所だそうです。



4、ネガティブに振り回されない

  
高齢や病気で自由を奪われ、制限された生活をしていると“鬱状態”になるか“怒る”というパターンはよくあります。
介護する側も同じで、がまんは続きません。
  
そんな時は正直な“今”の気持ちを周りの人に伝えて一人で抱えないで。
全部解決できなくても、共有してもらえるだけで楽になります。
  
「ああ~迷惑だろう、死んでしまいたい」などと言われても

「そう言いながら薬は飲んでるよね~」と笑い飛ばしましょう。
共感したり、新たな楽しみを見つけることで乗りきれるでしょう。




5、リフレッシュの時間をつくる
   
いつも相手に合わせてばかりでは、煮詰まってしまう時もありますね。
友人と楽しい時間をもったり、出来る範囲で自分にもご褒美をあげましょう!
自由に出かけられない者にとっては貴重な時間です。
  
決して罪悪感などいりません。
   
看させていただいた時間は貴重な経験です。
最期を見送るときはお互いに「ありがとう」なのです。 
もし自分が介護される立場になった時は、「ありがとう」と言える人にぜひなっていたいものですね。


(文・岸葉子)