なぜバングラデシュでは、4人の女性と結婚できるのか?

なぜバングラデシュでは、4人の女性と結婚できるのか?


日本、中国、韓国、フィリピン、アメリカ、ドイツ、イタリア、イギリスなど、ほとんどの国では、1人の女性としか結婚できません。


ところが、バングラデシュでは、2人、3人、4人の女性と結婚できます。なぜでしょう。


一つ目の理由は、バングラデシュがイスラム教の国であり、イスラム教の教えであるコーランに書かれているからです。


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もしおまえたちが孤児を公正に扱いかねることを心配するなら、気に入った女を2人なり3 人なり、あるいは4人なり娶れ。もし妻を公平に扱いかねることを心配するなら、1人だけを、あるいは自分の右手が所有するものを娶っておけ。いずれにも偏しないためには、これがもっともふさわしい。

---コーラン第4章第3節--



二つ目の理由は、一夫多妻を認める啓示が預言者ムハンマドに下った当時、ムスリムの共同体は周辺部族との戦争で男性信者の多くが命を落とし、たくさんの戦争未亡人と父親を失った子どもたちが多くなりました。


当時の社会において女性が独身のままで生計を立てることは難しかったのです。

それで、彼女たちを救済するため、妻たちを平等に扱える限りにおいて4人まで女性を娶ることを認めました。



さて、現実はどうでしょうか。


実は、バングラデシュで複数の妻を持つ男性はきわめて少ないのです。


それは、経済的理由があります。


結婚の際には、男性は結納金と住居を用意しなければならないので、一般男性にとっては、1人の女性と結婚する事も高いハードルです。


バングラデシュは、貧困国のひとつです。


人口は約1億5千万人で日本より多く世界7位です。


国の面積は、日本の38%しかない。


人口密度は世界1位で、1173人/k㎡、日本337人/k㎡の3倍以上。

1人あたりのGDPは、日本の38.000ドルに対して、なんと2.080ドルで18分の1しかありません。


これでは、一夫多妻なんて無理です。


厳しい現実がありますね。



(文・渡邊勝)